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定礎式
準備
日時の決定 | ◆仕上け工事に着手する直前に行う 定礎式は、鉄骨や鉄筋コンクリート造りの建築において、主体工事か終り、仕上げ工事に着手する直前に行いますのて、工事の進捗状況をみて日時を決定します。 なお、竣工式のときに定礎の儀を行い、工事中には定礎式を行わない場合もあります。 |
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所役の決定 | ◆進行表を事前に渡しておく 定礎の儀の所役は、他の神事に比へて数が多いため、式の内容と役害分担を書いた進行表を事前に渡しておくと、スムーズに式典が進みます。 定礎式の所役は以下のとおりてす。 ① 定礎の辞奉読者 (施主代表) ② 定礎箱捧持者 (行事補佐役) ③ 斎鏝(いみごて)捧持者 (同 上) ④ モルタル入れ箱捧持者 (同 上) ⑤ 水平器捧持者 (同 上) ⑥ 垂直器捧持者 (同 上) ⑦ 斎槌捧持者 (同 上) ⑧ 除幕の儀所役 (施主令嬢か施主役職者) 補佐役 (施主役職者) ⑨ 定礎銘板鎮定の儀行い手 (施主代表) ⑩ 斎鏝の儀行い手 (施主役職者) ⑪ 礎石据付行い手 (施工者代表) ⑫ 水平検定行い手 (設計者伏表) ⑬ 垂直検定行い手 (施工者役職者) ⑭ 斎槌の儀行い手 (施主役職者) なお、礎石据付の儀には、石工が2名必要になります。 |
祭具、用具の準備 | ◆儀式で用いるものを準備する 定礎の儀て準備すべぎ祭具・用具は、以下のとおりてす。 チェックリストを作成し、確認しておきましょう。 (1)定礎石(礎石) 建物玄関付近の柱に据え付ける石で、通常は、花崗岩が用いられます。「定礎」の文字と年(あるいは年月日)を刻み込みます。 (2)定礎銘板 銘板には、銅または真鍮の板を用い、大きさは縦20cm、横30cm(A4版)、厚さは3mm程度のものとし、定礎の辞などを刻み込みます。施主側で作成しますので、文章に誤字、脱字のないように十分注意します。 (3) 収納品 氏神のお札、建築図面、完成予定図、当日の新聞(各種)、定款、営業報告書、紙幣・硬貨などを用意します。収納品は、収納前に必ず写真撮影しておきます。 (4)定礎箱 銅または腐食しにくい特殊鋼で作られた箱で、定礎銘板や収納品をその中に納めます。 (5) 定礎の辞 神前て定礎銘を奉読するための定礎銘文の写しです。 (6)斎鰻(いみごて)・斎槌 儀式用のものか、新しい実用品の柄のところに白紙を巻き、水引をかけたものを用います。 (7)モルタル入れ箱 礎石を固定するモルタルを入れておくための檜製の箱で、中にモルタルを4分の1から5分の1程度入れておきます。 (8)水平器・垂直器 白い半紙を巻き、水引か麻ひもで結んでおきます。 |
祝儀の準備 | ◆事前に業者や職人の数を確認しておく 定礎式は、建築主から工事関係者に祝儀を包むこともあります。 祝儀を渡す場合には、あらかじめ定礎式に参加する業者や職人の数をよく確認しておく必要があります。祝儀の額は、施工者側と相談して決めるとよいでしょう。 |