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上棟式

準備

式典の形式 式典の形式は施工者側とよく相談して決める
 上棟式は、本来は木造建築における儀式で、棟木を上げるときに行う儀式です。鉄筋コンクリートや鉄骨などによるビル建築の場合には、木造建築のように上棟の儀は行えませんが、上棟の儀を他の行事に置き換えるなどして行います。上棟の儀は、次のような行事に置き換えるのが一般的なようです。

1.上棟の儀に代えて立柱の儀を行う
2.上棟の儀に代えて鋲打ちの儀を行う
3.上棟の儀に代えて鉄骨吊りを行う
4.上棟の儀を省略し、その他の神事のみを行う

 どのような行事を行うかは、施工者側とよく相談して決めましょう。  この項目では、上棟の儀、鋲打ちの儀、鉄骨吊りについて説明します。1.の立柱の儀については、「立柱式」の項目を参照してください。また、4.のその他の神事については、地鎮祭と同じ内容になります。
日時の決定 建築工事の進捗状況を確認する
 上棟式を行う時期は、建築の態様によって次のように異なりますので、建築工事の進捗状況を施工者に確認した上で決定します。
(1)木造建築
 棟上げ(建まえ)のとき
(2)鉄筋コンクリート造り(RC造り)
 主体構造のコンクリート打設が最上階まで終わったとき
(3)鉄骨造り(S造り)
 鉄骨建てが終わったとき
(4)鉄骨鉄筋コンクリート造り
(2)(3)どちらの時期でもよい
参列者の決定 下請業者や整備工事業者も多数招待する
 上棟式は、建築物の完成までの無事故と安全を祈願する行事ですが、工事関係者に対する慰労の意味も兼ねています。したがって、参列する工事関係者は起工式よりも多くなります。上棟式には、下請業者や設備工事業者も多数招待し、日ごろの労をねぎらいます。
所役の決定 上棟の儀の行い手は工事関係者となる
(1)上棟の儀(木造建築)の場合
 上棟の儀の行い手は工事関係者となりますので、所役の選定は施工者側にまかせます。
(2)鋲打ちの儀(ビル建築)の場合
 鋲打ちの儀は、鋲打ちと槌たたきで構成されます。行事の所役は以下のとおりですので、施工者とよく打ち合せておきます。

1.鋲・ナット捧持者 (施工担当者)
2.槌捧持者 (施工担当者)
3.鋲打ち行い手 (施工代表者)
4.槌たたき行い手 (施主代表者)

(3)鉄骨吊り(ビル建築)の場合
 鉄骨吊りには、特に決まった所役はありませんが、鉄骨吊りでくす玉割りなどの企画がある時には、その行い手を決めます。
祭具、用具の準備 場合によって準備するものが異なる
 祭具、用具の準備品については、チェックリストを作成し、確認しておきましょう。
(1)上棟の儀(木造建築)の場合
 上棟の儀に用いる祭具には独特の物が多く、以下のような物を使用します。しかし、これは古式にのっとって正式に行った場合の物で、最近では簡略化され、もっと少ない祭具で行われるのが 一般的なようです。

◇棟 札(むなふだ)
◇幣 串(へいぐし)
◇弓 矢(破魔弓、破魔矢)
◇散餅・散銭
◇振幣(ふりへい)、木槌
◇曳 綱

(2)鋲打ちの儀(ビル建築)の場合
 鋲打ちの儀では、次のような祭具を用います。
 1.槌(木槌またはハンマー)
   銀メッキをするか、紅白のリボンを結んでおきます。
 2.鋲、ナット
   金または銀メッキをします。
(3)鉄柱吊り(ビル建築)の場合
 神事ではありませんので、特に祭具は必要ありませんが、式の行い方によっては鉄骨吊り上げの時に使うくす玉や花火、紙ふぶきを用意します。また、この鉄骨を清祓し、鋲打ちの儀を行う場合には、(2)にならって槌、鋲、ナットを用意します。
祝儀の準備 事前に業者や職人の数を確認しておく
 上棟式は、建築主から工事関係者に祝儀を包むこともあります。  祝儀を渡す場合には、あらかじめ上棟式に参加する業者や職人の数をよく確認しておく必要があります。祝儀の額は、施工者側と相談して決めるとよいでしょう。
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