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地鎮祭・起工式

準備

式典の形式 ほとんどが神式で行われる
 建築工事に関する式典は、ほとんど神式で神官によりとり行われていますが、仏式やキリスト教式で、僧侶や神父によりとり行われることもあります。
  ◇神式……神官
  ◇仏式……僧侶
  ◇キリスト教式……神父(牧師)
 式典の形式は、地方による慣習、建物の規模、工事の種類、施主の意向によっても違います。いずれにしても、神式にならって行われる場合がほとんどですので、神式の場合について説明し ます。
神社への依頼 その土地の氏神へ依頼する
 式典を依頼する神社は、一般的にはその土地の氏神ですが、施主の意向で氏神以外の神社を選ぶこともあります。工事期間中の一連の建築式典も同じ神社に依頼するのが望ましいので、その期間中の神官の都合や祭員の人数についても打ち合わせることになります。
日時の決定 吉日を選ぶ
 式典の日取りや時間は、施主の意向にそって決めます。以下のようなことに注意し、なるべく早めに決めなければなりません。
1.日取りは暦を参考にし、できるだけ吉日(大安など)を選ぶ。
2.地鎮祭は、午前中に行うのがならわしで、やむをえず午後に行う場合でも、日の高い時間帯を選ぶ。
3.施主(会社)、施工者(建設会社)など式典に参加する人のスケジュールを調整する。
4.式典を依頼する神社を決め、神官のスケジュールを調整する。
参列者の決定 直接の関係者だけで行う
 地鎮祭や起工式は祝いの儀とされていますが、祝賀会ではありませんから、出席者は直接の関係者だけで行うことが多いようです。 参列者の範囲は、式典や直会の規模によっても変わりますが、施主、設計監理者、工事施工者のほか、来賓を招待するのであれば、 主要取引先、主要取引金融機関、地元有力者など、ごく限られた人員で行います。
神社との打合せ 建物の規模や工事内容を伝える
 参列者が決まったら、神社側と打合せを行います。神社側に、建物の規模や工事内容を伝え、次のことを決めます。
(1)祝詞( のりと)
 祝詞には、建築物の名称や施主名、施工者名、設計者名などが入りますので、読み違わないようにふりがなを付けて、神官に渡しておきます。
(2)鍬入れの儀の所役
 鍬入れの儀の所役とは、鎌で盛砂にさしてある斎草(いみぐさ)を刈る斎鎌(いみかま)と、盛砂に鍬や鋤を入れる斎鍬(いみくわ)・斎鋤(いみすき)の神事を行う行い手のことです。式典の規模や用いる祭具によって所役は変わりますが、次のようにするのが一般的です。
 1.祭具が鎌・鍬の場合……鎌(施工者)・鍬(施主)
 2.祭具が鎌・鍬・鋤の場合……鎌(設計者)・鍬(施主)・鋤(施工者)
 3.祭具が鍬・鋤の場合……鍬(施主)・鋤(施工者) 
(3)玉串を奉奠(ほうてん)する順序
 玉串奉奠は、一般に斎主(さいしゅ)、施主、設計監理者、施工者、来賓の順序で行いますが、来賓によっては上位にしなくてはいけない場合もあります。
(4)直会の規模
招待状の発送 返信用はがきで出欠を確認する
 参加人数が少数の場合や祝宴で祝辞を依頼する人には、直接出向いて案内します。しかし、人数が多数の場合は、招待状と返信用はがきを送り、出欠の確認を取ります。
招待状は施主が出しますが、官公庁関係には施工者側から出す場合もあります。
 参加者が決まったら、参加者名簿、式の計画書など関係者に配る資料を作成します。
祭具・用具の準備 施工者や神社に相談する
 式典に必要な祭具・用具の準備について、施工者や神社と相談します。祭具・用具は、施工者や神社から借用できるもの、会社で用意するものなどさまざまですが、いずれにしても早めに用意してお くことが大切です。なお、建築工事に関する式典は、祭具・用具な どの準備や式場の設営などに細かなしきたりなどが多いので、専門 のイベント会社に依頼するのもよいでしょう。準備品については、 チェックリストを作成し、確認しておきましょう。
(1)式典に必要な用具
 テント(天幕)・紅白幕・青白幕・祭壇・手水用具
(2)神饌品(しんせんひん)、奉献酒
 神饌品は、式典の規模により種類や量が増減しますが、5台の三方(さんぽう)を使用する一般的な場合には、次のようなものを用意します。
 1.野菜
 2.鮮魚
 3.御神酒、米、塩、水
 4.供餅
 5.果物など
 奉献酒は、化粧箱に2本入りのものを白い奉献紙で包み、水引をかけます。
(3)祭具
 斎鎌・斎鍬・斎鋤は、神社で儀式用のものを用意している場合もありますが、実用品を用いる場合は、新品を用意し、半紙を巻 き、水引きか麻ひもで結んでおきます。
(4)引出物・記念品
 祭事を行った場合は、引出物や記念品を用意するのが一般的です。引出物は、紅白の餅やまんじゅう、赤飯、清酒、土地の名産物を用意し、記念品には、自社取扱い製品から適当なものを選ぶ とよいでしょう。
 式典終了後には近隣へも配りますので、数量に不足がないように注意しなければなりません。
(5)建築物の完成模型・パース(完成予想図)・概要図(展示用)
 式場に建築物の完成模型などを展示する計画があれば、早めに発注します。
謝礼の準備 謝礼の額は神官か施工者に聞く
 神社への謝礼の額は、直接神官にたずねるか、施工者に相談するとよいでしょう。
 謝礼は、「御初穂」または「謝儀」 と上書きしたのし袋に式典の主催者名を記入し、神官に手渡します。主催者名は、施主主催の場合には会社名を、 施工者と共催の場合には連名で記します。
 また、神官が自分の車で式典に来た場合には、相応の額を「御車代」として、神官が神饌品を用意してきた場合には、その費用を「御神饌料」としてそれぞれ包みます。
 ●施主主催 会社名  ●共催 連名
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